社会化について
「いつでも どこでも だれとでも」
これはコンパニオンバードと暮らすうえで、私たちがしてあげられるもっとも大切な教育のひとつだと思っています。
種類によって数十年と長生きをする鳥たち。1世代でお世話をし続けるのが難しいケースもあります。
また途中病気やその他やむをえない事情で手放すことを余儀なくされることもないとはいいきれません。(私自身も一度は鳥アレルギーの過敏性肺炎という病気になり鳥を手放すことを医師から強く勧められたことがあります。その時の話はこちらで詳しく)
途中で手放さないまでも一時的な飼い主の旅行による他人の家やペットホテルでの宿泊、鳥自身の入院、災害時の緊急避難などそれまでの生活環境と一変した中での生活をする必要も出てくると思います。
そんな時でもふだんから「いつでも どこでも だれとでも」平常心でいられる練習をしておくことが大切です。
記に簡単なチェック項目を作りました。
・キャリーやプラケースに躊躇なく入れる
・いつも食べているフード以外にも食べられるものがある
・野菜や果物が食べられる
・動物病院以外に出かけたことがある
・お出かけなど家以外場所が変わってもきちんと食事がとれる
・家以外の場所に泊まった経験がある
・他人から食べるものをもらうことができる
・他人といてもくつろげる
これらは社会化メニューでカバーしておくとよいと思われるもののほんの一部です。
こういった練習を普段からしておくと、万が一の時に鳥も人間も安心してストレス少なく過ごせます。
社会化は幼い鳥だけのものではありません。
その鳥との暮らしを始めた日から生涯通じて継続していく必要があります。
人間との生活の中で鳥の好きなものを増やし環境変化にも強くいられる鳥を育てましょう。